男女の更年期障害を克服しよう

男性の更年期障害の症状

今までは男性の更年期障害はあまり知られておらず、更年期障害は男性には起こらないのもとされたいました。しかし男性にも更年期障害はあります。女性の更年期障害に比べてなだらかに、長期的に変化が多いようなので、分かりにくいのは確かです。男性の場合でも、男性ホルモンであるテストステロンの低下やストレスなどが原因となって、更年期障害は起こります。特にに神経質でまじめ、責任感や競争心が強く、几帳面またはせっかちな人で45歳から65歳の働き盛りが男性更年期障害を発症する確率が高いといわれています。この年頃は体力的にも衰える時期なので全てが更年期障害ではないと思います。それを見分けるためにも男性の更年期障害の症状についてみていきましょう。

更年期障害の血管運神経症状

ほてり、発汗、動悸

 

ほてりは女性の更年期障害の典型的な症状としてよく知られている症状ですが、男性の更年期障害の場合でもこの症状は現れます。特に暑いわけでも運動をしたわけでもないのに、顔や手のひらなどの体の一部に発汗がおき、顔がほてるといった症状がみられます。個人差はありますが、顔だけに発汗が見られるという方もいらっしゃいます。また急に突然動悸が起きたりすることもあります。動悸は狭心症、心筋梗塞など、命に関わる病気の可能性もあります。更年期障害を決め付けるのではなく、まずは循環器内科などの専門に先生に診てもらい、異常が見られない場合更年期障害を疑い一度泌尿器科ましょう。自分で決めつけ、大きな病気を見逃すことは命にかかわります。後悔は後に立たずです。

更年期障害精の神神経症状

睡眠障害

 

睡眠にはメラトニンというホルモンが関係しています。メラトニンが多いほど眠気を感じるのですが、メラトニンは歳を重ねるごとに減少し、50代になるとピーク時の半分以下になります。これが更年期障害の睡眠障害の原因の1つと考えられています。

 

うつ病

 

男性の更年期障害でもっとも深刻なのはうつ症状などの精神症状であります。急に仕事のやる気がなくなったり、生きていることにすら不安や絶望を感じます。仕事の小さなミスで大きく落胆し、抑うつ状態になったり神経過敏となり悪循環が発生します。

 

めまい、耳鳴り、痺れ

 

更年期障害で悩む多くの人にめまい、耳鳴り、痺れなどの症状がみられます。これらの症状を感じ耳鼻科や神経内科などの病院で診察を受けても、更年期障害の場合は異常は見つかりません。その場合は更年期障害の可能性を疑いましょう。

更年期障害の身体障害症状

神経痛、肩こり、関節痛

 

女性の更年期障害では骨粗鬆症になりやすいことは知られてますが、男性の場合でも骨粗鬆症になりやすくなります。

このような症状で悩まれ、整形外科などで診察を受ける方は多くいます。しかし、多くは腰痛症や骨粗鬆症と診断され、普通の治療を受けることになりますが、更年期障害の場合はあまり効果が見られません。

 

性機能障害

 

男性更年期障害の特徴ですが性欲低下、勃起障害、射精障害、オーガズム障害などの障害が見られます。これらも男性ホルモンの低下によって起こる症状であります。一度泌尿器科で見てもらいましょう。

 

排尿障害

 

排尿障害は更年期障害が起こる年頃の男性にとても多く見られます。また前立腺ガンと前立腺肥大症も更年期障害が起こる年頃の男性にとても起こりやすい病気です。前立腺ガンは進行の早い病気ではありませんが、転移したり、進行が激しく、治療にあまり効果が見られないときは、命に関わることがあります。前立腺肥大症は良性の疾患ですが、排尿障害の原因となったり進行すると腎臓にも悪影響をもたらします。